和歌山県畜産試験場とイノブタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 18:19 UTC 版)
「和歌山県農林水産技術センター・畜産試験場」の記事における「和歌山県畜産試験場とイノブタ」の解説
現在のすさみ町へ移転した昭和43年に、当時のすさみ町長から、雄のイノシシの子供を寄贈した事が始まりで、当場でその雄イノシシと雌豚を交配させて昭和45年3月8日に、全国では初となる初めてイノブタを誕生させている。その後、当場では昭和49年より農林水産省の総合助成を受け、イノブタの試験研究を開始。当時は経済が高度化する中で、消費者ニーズも量から質、つまりグルメ嗜好の時代へと変化してきており、豚の肉質向上を目的にイノシシとの交配試験を実施し、消費者ニーズへの対応と山村地域の畜産振興を目的に試験を開始しており現在に至る。現在はイノシシと(イノブタを得るために用いる)母豚の系統造成を行うなど国内はもとより、海外でも類を見ない畜産試験場として海外から研修に来る獣医師や畜産技術者も多い。
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