和様式の唐草文
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 15:07 UTC 版)
日本では、奈良時代に渡来した様式から、次第に和様式となった物が好まれるようになり、有職文様に用いられた。中世を境に、キリ、フジ、松竹梅など身近な種類の植物に変化し、染織、織物、蒔絵などに用いられた。名物裂(めいぶつぎれ)にも、金蘭唐草文などの例が認められる。 21世紀初頭現在、一般に「唐草模様」として認識されることが多いのは、緑地に白の唐草模様がある風呂敷のそれで、獅子舞のかぶり物としてお馴染みであり、漫画やコントの中では泥棒の小道具としての印象もある。図案化が進み、葉に当たる部分などは簡略化され、ほとんど原形を留めていない。日本の唐草模様にはこれら曲線模様の物か、花文中心の物が多い。 蔓草の生命力を発展に結び付けて一種の吉祥文様として日用品などに使用されることが多い[要出典]。
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