周辺自治体の反応と空自の対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 00:58 UTC 版)
「ブルーインパルス牡鹿半島墜落事故」の記事における「周辺自治体の反応と空自の対応」の解説
第4航空団では4か月前の3月にT-2女川墜落事故が発生し、その事故原因も事故の時点では未解明の状況だった。また、ともに女川原子力発電所から10キロメートル圏内であったことから、一部の政党や団体が反発した。 その後、事故機のFDR解析で松島基地が定めている女川原発から半径3.6キロメートルの飛行規制空域に進入していたことが判明したため、周辺自治体の一斉反発を招いた。 同年3月に続き事故が発生したこの事故を受け、航空自衛隊は当分の間の訓練飛行中止を決定した。7日、松島基地航空祭で行なわれる予定だったブルーインパルスの展示飛行は中止が決定し、更に10日には松島基地航空祭自体の開催も中止が決定された。この年の事故以降に計画されていた防府北基地、三沢基地、浜松基地、入間基地の各航空祭などで予定されていた展示飛行はキャンセルされた。 周辺自治体との調整の上、訓練空域の変更や松島基地への進入経路の一部見直し、飛行最低高度の設定などといった安全対策を実施し翌年(2001年)2月より訓練を再開した。 展示飛行は2001年8月の松島基地航空祭からソロ2機を除く4機で再開した。6機による展示飛行は事故で失われた機体の補充と要員の教育が完了した後の2002年12月の岐阜基地航空祭より再開された。
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