周期性による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/18 03:29 UTC 版)
回帰軌道 人工衛星の1日当たりの周回数がちょうど整数になる軌道。地球が1回転する間に、衛星が何回か地球をまわり、次の日の同じ時刻に、同じ地点の上空に再びその衛星が飛来する。同期軌道 (SO) 惑星の自転周期と衛星の公転周期が等しい軌道。地上観測者から見ると衛星はアナレンマ上を動く。対地同期軌道 (GEO) 地球を周回する同期軌道。高度約、35,786 km。静止軌道 (GSO) 軌道傾斜角が0°の対地同期軌道。地上の観測者からは衛星が空に固定されているように見える。アーサー・C・クラークに因んでクラーク軌道とも呼ばれる。 墓場軌道 地球同期軌道の数百km上の軌道。衛星は任務終了時にここに移動する。 分同期軌道(英語版) 静止軌道・地球同期軌道のすぐ下にあるドリフト軌道。衛星は東にドリフトする。 準同期軌道 公転周期が惑星の自転周期の2分の1に等しい軌道。 準回帰軌道 1日のうちに地球を何度か周回し、その日のうちには戻らないが、定数日後に元の地表面上空に戻る軌道。太陽同期準回帰軌道 準回帰軌道で、かつ太陽同期軌道である衛星軌道。 太陽同期軌道 (SSO) 衛星の軌道面に入射する太陽からの光の角度が同じになる軌道。極軌道に近く、赤道を常に同じ現地時間で通過する軌道。太陽同期軌道(衛星側)から地球を見ると太陽光の入射角が常に同じとなり、同一条件下での地球表面の観測が可能となるので地球観測衛星などの画像の撮影に適している。
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