告訴事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 03:36 UTC 版)
『若い人』が好評を得て石坂は人気作家となるが、1938年、一右翼団体がその一部をとらえ、不敬の文言があるとして出版法違反で告訴した。心ある官僚のアドバイスで問題箇所を書き改め不起訴となったが、この一件で石坂は教職を依願退職せざるを得なくなった。また、この事件は戦後「不敬罪と軍人誣告罪」で告訴と多くの解説、事典類に記載されてきたが、「誣告」は偽りの罪に人を陥れることであり、事実とは違っている。これは、新潮文庫の解説(和木清三郎)に誤って記載されたものが踏襲されてきたものである。1939年1月訂正版が刊行された。
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