告訴の不可分とは? わかりやすく解説

告訴の不可分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/15 05:42 UTC 版)

告訴・告発」の記事における「告訴の不可分」の解説

告訴法的効力は、その犯罪事実全体に対して及ぶ。 したがって、まず、一罪を構成する犯罪事実一部について告訴があった場合、その一罪全体について告訴効力が及ぶ(告訴客観的不可分)。 また、親告罪共犯一人または数人に対してした告訴は、他の共犯に対して告訴効力を及ぼす(告訴主観的不可分刑訴法2381項)。告訴特定の犯人に対して行為ではなく、「犯罪事実」に対す行為であることからの帰結である。ただし、親族相盗例刑法2442項)のように相対的親告罪場合親族でない共犯者に対してした告訴効力は、親族である共犯者に対して及ばない解されている。

※この「告訴の不可分」の解説は、「告訴・告発」の解説の一部です。
「告訴の不可分」を含む「告訴・告発」の記事については、「告訴・告発」の概要を参照ください。

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