吹雪被弾、沈没
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 14:24 UTC 版)
戦闘開始前、吹雪は青葉の前方を進んでいたが2146にアメリカ艦隊が砲撃を開始した直後、青葉の右反転に従って同じく右反転を行っていた。だがこの時、吹雪はアメリカ艦隊に最も近い距離に接近していたため、サンフランシスコから1,400ヤード(約1,300m)の至近距離による砲撃を受け、その後アメリカ艦隊の集中砲火を浴びた。アメリカ軍側の記録では2153に爆発炎上して轟沈したという記録がある。一方で日本軍側の記録では、2153に青葉の左140度500mの距離を同航中に敵艦からの砲撃を受け火災発生、2213に大火災となって大爆発を起こし沈没したという記録が残っている。 これについて軍事史研究家の大塚好古が、2151からアメリカ艦隊が射撃を再開した以降の記録と比べるとサンフランシスコ、ボイシ、ヘレナの射撃記録に該当する記録があることから、吹雪の沈没時の状況は日本側の記録が実際の状況に近いのではと考察している。
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