吹鳴方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 15:39 UTC 版)
通常、電車および気動車の空気笛は、運転台の足元にあるペダルを踏むことによって吹鳴できる(左や中央にもペダルがある場合は右のペダル。左や中央のペダルは通常、前灯ディマースイッチ。空気弁の形状でなく、電気フットスイッチである場合は通常、ミュージックホーン・電気笛スイッチとして割り当てられている)。 そのため、電子警笛またはミュージックホーンを装備した車両は、このペダルを浅く踏むと電子警笛またはミュージックホーン、強く踏み込むと電子警笛またはミュージックホーン+空気笛を吹鳴させることができる。 変わったところでは、名古屋鉄道7000系「パノラマカー」では「空気笛」「電気笛」「音楽笛(ミュージックホーン)」にそれぞれ独立したペダルが割り当てられていた。阪急阪神ホールディングスに属する鉄道事業者や山陽電気鉄道が導入(建造)した近年の車両は、足元に空気笛ペダル、電子笛が手押しボタンという配置もある。また、東北本線上野駅 - 尾久車両センター間では 「北斗星」などの回送時に24系客車が先頭となる場合、推進運転を恒常的に実施するため可搬式警笛を用いていた。詳細は「尾久車両センター#推進回送」の項も参照。 自動列車運転装置 (ATO) を搭載した車両などで自動運転を行う場合は、ペダル側を格納して手押しボタンのみを使用することもある。 蒸気機関車の場合は、車種によって異なる。幹線用の大型テンダー機関車(D51形やC57形など)は本務機関士側のみにペダルが装備され、機関助士側からはテコ棒によって鳴らす構造であり、大型以外の機関車はテコ棒によって鳴らす構造である。 電気機関車とディーゼル機関車は概ね、レバーハンドル付笛弁のレバーハンドルを押下することで吹鳴できる。またTE装置を扱うことにより電磁弁から給気されて60秒間自動吹鳴される。
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