君が代不斉唱 不起立問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:27 UTC 版)
「日本教職員組合」の記事における「君が代不斉唱 不起立問題」の解説
詳細は「国旗及び国歌に関する法律」を参照 1996年(平成8年)頃から教育現場において、当時の文部省の通達により日章旗(日の丸)の掲揚と、「君が代」の斉唱の指導が強化された。日教組などの反対派は憲法が保障する思想・良心の自由に反するとして、「日の丸」の掲揚、「君が代」の斉唱は行わないと主張した。1999年(平成11年)には広島県立世羅高等学校で卒業式当日に校長が自殺し、「日の丸」掲揚や「君が代」斉唱を求める文部省通達の実施を迫る教育委員会とそれに反対する教職員との板挟みになっていたことが原因ではないかと言われた。これを一つの契機として「国旗及び国歌に関する法律」が成立した。国会での法案審議の際、政府は「この法を根拠に国旗掲揚・国歌斉唱の強制はしない」と答弁しているが、文部科学省は同法を根拠に教育現場を「指導」しており、国旗掲揚・国歌斉唱を推進する側との対立は続いている。 日教組傘下では、一部の単組で国旗掲揚・国歌斉唱の強制に反対する運動が存在しており、こうした活動を保守派ジャーナリズムがしばしば取り上げるほか、個人の立場で国旗・国歌問題で反対運動に加わる教員について、「日教組の活動」として語られることがある。一方、多くの地域では、日教組加盟組織がそれらの課題に取り組もうとせず、事実上黙認状態であることに対して、反対を貫けと主張する陣営から強い批判を受けている。
※この「君が代不斉唱 不起立問題」の解説は、「日本教職員組合」の解説の一部です。
「君が代不斉唱 不起立問題」を含む「日本教職員組合」の記事については、「日本教職員組合」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から君が代不斉唱 不起立問題を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から君が代不斉唱 不起立問題を検索
- 君が代不斉唱 不起立問題のページへのリンク