名称と呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/12 20:38 UTC 版)
本来なら中国の『明実録』や『清実録』に同じく、実録と命名されるはずであったが、實(実)が第2代皇帝明命帝の皇后胡氏の諱であったために使うことができず、同音同義の寔が採用された。寔と実は中国語ではshíで同音であり、ベトナム語でも、もともとはthựcで同音だったのだが、避諱にともなって実はその音が避けられてthậtと発音するようになった。また、明命19年(1838年)3月に国号が越南から大南へと改められたため、現在の書名となった。 日本の学界では大南寔録の漢字表記と「だいなんじつろく」という読みが定着しているが、日本国外では「實録(実録)」と表記することも多い。
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