名称と伝承
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/18 23:35 UTC 版)
この滝を含む浦内川の上流一帯は聖域で、1727年の『八重山島諸記帳』によれば当時は稲葉院と呼ばれており、若夏(旧暦4-5月)には火気や飲食は厳禁とされ、被り物は脱ぐことが定められていた。 この滝付近はカンピレーと呼ばれ、聖域の中でも西表で最も聖なる場所とされる。「カンピレー」とは「カンピライ」のことで、「神々が交際する」という意味であるとされる。また、「神が座る」という意味の「カンピリ」が変化したものともいう。18世紀後半の『慶来慶田城由来記』等によれば、西表島の神々がここに集って相談し、守り神がいなかったウナリ崎に新たに神を招くことになり、ヤマトゥから女神を招いたという伝承がある。『慶来慶田城由来記』ではカンピレーを「かんひらい」と、また、アヤチブビルチブを「あやつほへりつほ」と記している。 カンピレ(の)滝、カンピラ(の)滝とも呼ばれる。
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