名古屋市立大学病院 業務上過失致死事件
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「名古屋市立大学病院」の記事における「名古屋市立大学病院 業務上過失致死事件」の解説
2003年(平成15年)1月16日、名古屋市立大病院で急性腎不全の70代の女性を人工透析した際に血管を傷つけた上、出血場所を勘違いし、9時間も放置するミスを重ねて、女性が出血性ショックで死亡した。当時院長だった郡健二郎は「医療過誤だった。患者、遺族に心からおわびする」と謝罪した。女性患者は同月14日、県外の病院から転院し、15日午前10時35分頃から血液の透析をするために腎臓内科の主治医(31歳)が首の静脈にカテーテルを差し込み、その際、誤って鎖骨下の動脈を貫通するなど計3カ所を傷つけたが、主治医は首の下の血管を傷つけたと勘違いして首を圧迫して止血できたものと判断、そのまま透析を続行した。患者は午後8時半頃、病室で意識が低下。エックス線撮影で胸に血がたまっているのが見つかり、止血ミスが判明した。
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