同性結婚やパートナーシップ制度の承認
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 14:47 UTC 版)
「カンボジアにおけるLGBTの権利」の記事における「同性結婚やパートナーシップ制度の承認」の解説
2004年2月に、当時の国王ノロドム・シハヌークによりカンボジアにおける同性愛者の権利についての議論が起こった。シハヌーク国王は自身のウェブサイトにてサンフランシスコにて行なわれた同性結婚について触れ、国民が同性結婚を望むのであれば、私も同じ考えだとの意見を伝えた。シハヌーク王は、同性愛や異性装に対する神の考えについて「(神の愛は)幅広く存在する」として平等であるとの考えを述べた。 国王の意見とは対照的に、レズビアンであることを理由に首相が養女を勘当している。 憲法では婚姻を男女間のみと定め、同性結婚は宗教上の儀式にのみ留まっている。パートナーシップが認められた例に1995年3月にカンダル州の Kro Bao Ach Kok という村における Khav Sokha と Pum Eth の結婚事例がある。カンボジアの英字新聞『The Phnom Penh Post』のインタビューに対して Sokha は「役場は奇妙に思ったけど、(前の結婚において)既に3人の子供が居たから認めてくれた。もし私達が子供無しの独身であったら、子供を授かることができない私達の関係は認められなかったであろうと彼らは言っていた。」と述べている。このケースは公式の婚姻として認められたものであり、この出来事に対する反発も発生しなかった。結婚式には仏僧や州の高官をはじめとした250人が出席して行なわれた。
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