吉林黒豚(きつりんくろぶた)
●起源 中国は20世紀に入ってから、多くの外国品種が様々な経路で流入した。この吉林黒豚も1949~1956年にかけて当地の在来品種である民猪の母豚にバークシャーの雄を交配して作られた新しい品種である。原産地はその名の通り、吉林省で、中国東北部・中部地区一帯に分布している。その作育には5つの大きな養豚場が担当したため、短期間のうちに大量の吉林黒豚が各地に普及したとされている。
●特徴 体型・外貌はバークシャーに酷似している。全身は真黒であるが、バークシャー特有の「六白」を備えたものも見られる。鼻先はそれほどしゃくれておらず、背線は平らで、腹部の下垂は見られない。四肢もしっかりとしており、動きも活発で、乳頭も12個以上を数える。中国豚の中でも発育は良い方で、その原因として生時体重が1.25kg以上ということがあげられる。
●エピソード 吉林黒豚と同様に、在来品種とバークシャーを交配して作られた豚に新金豚がある。これらはその分布、作育時期は異なるもののほぼ同じものと考えられている。吉林黒豚は北方系、新金豚は南方系と分類されるが、最近では、吉林黒豚は新金豚のうちの吉林系に分類されているようである。
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