八眉猪(ばーめいちょ)
●起源 中国の陜西・甘粛省が原産地と考えられる。この地域では5~6,000年前の新石器時代に既に猪を捕獲・飼育していたことがわかっている。また3,000年前の様子を記した古書では、当時放牧以外に舎飼養豚が始められていたことも記されている。これらの地域は、今もなお八眉猪の主要な産地となっている。このように、八眉猪は悠久な歴史を持った品種であるといえる。
●特徴 頭部はやや狭く長く、耳は大きく垂れ下がり、額には八の字の縦ジワがある。これが名前の由来である。皮毛は黒色で、その体型と生産地から、大八眉・二八眉・小猪の3つに大別できる。
大八眉猪は体型が大型で、額はやや広く、シワは粗く深く、縦横に交錯している。その様は「万」・「寿」という文字に似ており、それそれ万字頭・寿字頭と称される。耳は大きく垂れ下がり、鼻から口に達するものもある。尾は長く太く、体側面と後肢部分の皮毛はスカートを思わせるほど、粗く長い。
二八眉猪の体型は大八眉・小猪の中間型である。額には細く浅いが、はっきりした「八」字状のシワがある。腹部は大きく下垂している。
小猪の体型は最も小さく、その性格は活発である。額には多くの旋毛があり、シワは浅く少ない。耳はやや小さく垂れており、皮膚は薄く、骨は細い。早熟で肥育しやすいため飼育に適している。
八眉猪の肉質は優れており、サシが入り、柔らかく、味もよいとされている。
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