各々の栄養素の燃焼量の推定とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 各々の栄養素の燃焼量の推定の意味・解説 

各々の栄養素の燃焼量の推定

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/17 08:50 UTC 版)

呼吸商」の記事における「各々の栄養素の燃焼量の推定」の解説

体内では、糖質タンパク質脂質燃焼するので呼吸商通常1.00.7の間を移動するが、安静時には脂質優先して燃焼するため(20たたない脂肪燃焼しないというのはデマである)、呼吸商0.75~0.80程度で、運動量大きくなると、糖利用増加するため、呼吸商1.0近づき、さらに激し運動の際には1.0超えることがある。これは、乳酸生成体内アシドーシスになるため(このため、乳酸性作業域値というのが存在する)、これを調節するために、二酸化炭素排出されるためと考えられる。よって、激し運動を行うときは、「呼吸商ではなく呼吸交換比という言葉用いる。 タンパク質含まれる平均窒素量は16%であるため、100/16=6.25となり、これを窒素係数とよぶ。体内吸収されタンパク質窒素は主に尿素の形となり、すべて尿中排出されるため、尿中窒素量に窒素係数乗じることで「体内燃焼したタンパク質量」を求めることができる。これに上記呼吸商表におけるタンパク質1gあたりの酸素消費量二酸化炭素生成量を乗じると、燃焼したタンパク質による酸素消費量二酸化炭素生成量を出すことができる。 この値を、一定時間酸素消費量二酸化炭素生成量の実測値から引けば体内燃焼した糖及び脂質混合体による酸素消費量(仮にMOCとする)、二酸化炭素生成量(仮にMCPとする)を求めることが出来る(ここで求まる呼吸商を非タンパク呼吸商(NPRQ)と呼ぶ)。 ここで、脂質呼吸商が0.71であり、糖質呼吸商1.0であることから、 脂質のみによる酸素消費量(L)を仮にLOCとすると、 脂質のみによる二酸化炭素生成量は0.71(呼吸商)×LOC表せる。 上記より糖質のみによる酸素消費量(L)をMOC-LOCと表せるため、 糖質のみによる二酸化炭素生成量は1.0呼吸商)×(MOC-LOC)と表せる。 よって、MCP=0.71×LOC1.0×(MOC-LOC)、これを式変形するLOC=(MOC-MCP)÷0.29となり、 これにMOCMCPの値を代入すればLOC求まるLOCが求まれば、上記呼吸商表より、LOC÷2.03(L)=一定時間下の脂質体内での燃焼量と、(MOC-LOC)÷0.75(L)=一定時間下の糖質体内での燃焼量を求めることができる。 実際の運用においては上記連立方程式毎回解くのは面倒なので、ツンツ・シュルンベルグ・ラスクの表と非タンパク質呼吸商用いて計算する。 この項目は、医学関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者求めています(プロジェクト:医学Portal:医学医療)。

※この「各々の栄養素の燃焼量の推定」の解説は、「呼吸商」の解説の一部です。
「各々の栄養素の燃焼量の推定」を含む「呼吸商」の記事については、「呼吸商」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「各々の栄養素の燃焼量の推定」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「各々の栄養素の燃焼量の推定」の関連用語

1
18% |||||

各々の栄養素の燃焼量の推定のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



各々の栄養素の燃焼量の推定のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの呼吸商 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS