古馬勢との対決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 16:46 UTC 版)
「ゴールドアリュール」の記事における「古馬勢との対決」の解説
11月23日、中山競馬場のジャパンカップダート(GI)に臨む。初めて古馬、外国調教馬との対決となったが、注目を集めたのは3歳馬アドマイヤドンとの同期対決だった。アドマイヤドンは、前年の朝日杯フューチュリティステークス優勝。この年は若葉ステークスで始動し、皐月賞7着、東京優駿はゴールドアリュールの直後、1馬身4分の1差後れを取る6着。夏から秋にかけて札幌記念、菊花賞いずれも4着。それからダートに転向して新馬戦以来となるダート戦、盛岡のJBCクラシック(GI)に2番人気で参戦。重賞勝利多数の古牝馬、1番人気のプリエミネンスに7馬身差をつけて優勝していた。 当日は、古馬相手に7馬身のアドマイヤドンの評価が、同期相手に10馬身のゴールドアリュールを上回った。アドマイヤドンは2.2倍の1番人気、ゴールドアリュールはそれに次ぐ2.6倍。以下の人気は、岩手所属のトーホウエンペラー、ハギノハイグレイド、イーグルカフェという古馬勢が続いていた。スタートから平均ペース、ゴールドアリュールは3番手、アドマイヤドンはその直後の5番手を追走していた。直線に向くと、ゴールドアリュールは手ごたえ十分で抜け出し、それにアドマイヤドンが競りかかって2頭で争っていた。しかし内を突いたイーグルカフェにもろともかわされてしまった。ゴールドアリュールは、競り合いでもアドマイヤドンに敗れて後退。優勝したイーグルカフェに2馬身以上、3着のアドマイヤドンに1馬身4分の1以上離される5着に敗れた。 続いて12月29日、大井の東京大賞典(GI)に臨む。イーグルカフェやアドマイヤドンは回避し、ジャパンカップダート2着のリージェントブラフ、5連勝中の上がり馬ビワシンセイキとの対決となる中、1.5倍の1番人気の支持だった。その他、トーホウエンペラー、カネツフルーヴが参戦していた。スタートからハナを奪取。先頭のまま直線に向いて脚を伸ばし、ビワシンセイキに1馬身半差を付けて先頭で入線した。GI3勝目、1年にダートのGI級競走を3勝を挙げたのは、1998年のアブクマポーロ以来だった。この年のJRA賞では、全281票中149票を集めて、最優秀ダートホースを受賞している。
※この「古馬勢との対決」の解説は、「ゴールドアリュール」の解説の一部です。
「古馬勢との対決」を含む「ゴールドアリュール」の記事については、「ゴールドアリュール」の概要を参照ください。
- 古馬勢との対決のページへのリンク