古墳の様子・出土品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/29 14:52 UTC 版)
古墳は、台地の端に築かれた前方後円墳で、後円部が北に築造されている。墳丘の全長は56.3m、後円部の直径は36.2m、高さ4.9m、前方部は幅14.7m、高さ1.15m。 発掘時に、盗掘の跡が発見された。また、戦時中に防空壕が掘られたため、破損した部分もあった。 後円部より、全長5.58mのクスノキ製の木棺が発見されたほか、副葬品として内部より京都府の椿井大塚山古墳や奈良県の佐味田宝塚古墳と同范関係にある華紋日月天王四神四獣鏡(三角縁神獣鏡)、銅製の鏃、剣、直刀、鉄製の斧頭、鉄製の鍬、鉈など金属製品が多数、管玉6個などが発掘されている。 銅鏡と銅製の鏃は編み物に覆われていた。銅鏃は絹布、銅鏡は網祖品で覆われていたと推定される。 墳丘の様子 三角縁神獣鏡(実物、浜北市民ミュージアム展示) 三角縁神獣鏡(複製、浜松市博物館展示)
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