古典的な語彙など
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:28 UTC 版)
火舎・火屋(ほや・かしゃ)は古くは脚の付いた火鉢や香炉をさした。正倉院には最古の現存の火鉢とされる「大理石製三脚付火舎」が収蔵される。一説には香炉を兼ねたものという。 枕草子には火桶と炭櫃の語が現れる。炭櫃(すびつ)は角火鉢で、方形で脚付きの物や備え付けの大火鉢を指した。一説には炉や囲炉裏の意ともいわれる。火桶(ひおけ)は木製の火鉢。本来は桶の意から円形だが、平安時代には方形のものも火桶と呼称した例もある。また火櫃(ひびつ)は木製の角火鉢。炭櫃で火桶である物ともいえる。 冬の季語。
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