古代米酒 なにわの育(はぐくみ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:40 UTC 版)
「大阪府立大学」の記事における「古代米酒 なにわの育(はぐくみ)」の解説
古代米酒・なにわの育は、大阪府立大学生命環境科学研究科と天野酒醸造元/西条合資会社が共同開発した清酒である。「なにわの育」という名前は、人類が古代から「育んできた」貴重な遺伝資源を、歴史ある地「なにわ」の大阪府立大学で「育んできた」技術によって、地域社会に貢献するという思いから命名された。生命環境科学研究科が発足させた「府大発ブランド品開発研究会」の府大発ブランド品開発商品第1号。古代米として注目されている赤米や黒紫米といった有色米のひとつであり、生命環境科学部(現生命環境科学域)が収集・保存してきたイネのひとつでもある「アサムラサキ」を原料にしてつくられている。平成22年4月に天野酒醸造元/西条合資会社より一般発売が開始された。天野酒オンラインストアでも販売されている。 アサムラサキにはアントシアニン含量が多いため、アサムラサキからつくられたなにわの育みはピンク色をしている。またアントシアニンには抗酸化作用・抗がん作用等の生理活性作用があり、現在、機能性についても検討を加えるとともに、さらに多様な品種・系統を利用しての新しい酒類の開発を研究中である。
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