反日デモ勃発
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/12 10:07 UTC 版)
「1971年尖閣諸島反日デモ」の記事における「反日デモ勃発」の解説
1971年1月29日の旧正月、アメリカのサンフランシスコにあるカリフォルニア大学バークレー校の中国系学生が「尖閣諸島は国府領土とすべき」と主張する「主権擁護同盟」を設立した。この学生の多くは国府政府を支持する台湾からの留学生であったが、中には共産主義化した中国大陸から逃れ国府政府を支持しない中国人も含まれていたという。この「主権擁護同盟」は中国人街にあるセントメリー公園で抗議集会を開き、その足で在サンフランシスコ中華民国領事館に向い「共同開発案は主権放棄に等しい」として「弱腰外交」と非難し、日本人街にある在サンフランシスコ日本領事館に対し40分間抗議デモをした。 この反日デモは全米各地の中国人社会にも飛び火し、ロサンジェルス、ニューヨーク、ワシントンDCでも数千人規模で行われ、日本による尖閣諸島領有を批判するものであった。デモは比較的平和的であったが、ロサンジェルスの日本領事館には中国人学生代表と領事館長が会見し互いの主張を述べ合った。
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