原作ゲームとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 01:04 UTC 版)
「THE IDOLM@STER (アニメ)」の記事における「原作ゲームとの関係」の解説
もともと原作ゲーム『THE IDOLM@STER』シリーズは、アニメ化が困難な作品であるとされていた。というのも、原作ゲームにおけるプレイヤーの行動次第でストーリーが分岐するような要素はアニメで再現できず、さらに作品自体の受容のされ方についても、ゲーム本編とファンによる二次創作が親密に支え合う形となっており、人それぞれに作品に対するイメージが異なっていたためである。また、盛り上がりを支えてきた原作ファンの見る目も肥えており、中途半端な内容では失敗するリスクもあった。このため本作に先立つ2007年のアニメ化作品『アイドルマスター XENOGLOSSIA』は、内容を一新して「原案ゲームと同じ土俵に立たない」という方法論を用いることで難題を解決しようと試みていた。 それに対して本作では、原作ゲームに対する理解が深い監督とそれを支えるスタッフを配することで、登場人物の人間関係や喋り方といった感覚的な要素に原作の空気感を反映させようと試みている。具体的な方法としては、登場人物が原作のイメージに反した行動を取らないように注意を払い、また原作ゲームに関わってきた声優陣の反応も見ながらセリフのテンポに修正を加えるなどしている。結果として本作は、監督がファンを代表して監督なりの解釈で作った作品という方向性が与えられた。
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