危険な関係 (小説)とは? わかりやすく解説

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危険な関係 (小説)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/01/20 15:12 UTC 版)

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危険な関係』(きけんなかんけい、Les Liaisons dangereuses)は、1782年フランス作家コデルロス・ド・ラクロによって書かれた書簡体小説

18世紀後半のフランス貴族社会を舞台に、貴族社会の道徳的退廃と風紀の紊乱を往復書簡という形で活写した。

目次

あらすじ

メルトイユ侯爵夫人は、自分を裏切った愛人が15歳の清純な少女セシルと婚約した事を聞く。愛人への復讐の為に、以前から関係のあるヴァルモン子爵にセシルを誘惑して堕落させるように依頼。だがヴァルモンは貞節と評判の高いツールヴェル法院長夫人を誘惑し堕とすことに興味を持っており、メルトイユの依頼をいったんは断る。

しかしセシルの母ヴォランジュ夫人がツールヴェル法院長夫人に、ヴァルモンの事を非難し近づいてはならないと忠告したと聞き、ヴォランジュ夫人への復讐のために、ヴァルモンはメルトイユの依頼を受ける。

メルトイユ侯爵夫人とヴァルモン子爵、二人が仕掛ける退廃に満ちた恋愛ゲームが始まる…。

日本語訳書

  • 危険なる知己 矢口達訳 国際文献刊行会 1929年 (猟奇叢書 第1巻)
  • 危険な関係 竹重頼久編訳 京橋出版社 1951年、以上は抄訳版
  • 危険な関係 伊吹武彦訳 創元社 1947-48年、新版が岩波文庫、1965年 各上下巻
  • 危険な関係 竹村猛訳 角川文庫(上下巻) 1960年、映画化で一冊本に改版刊行、2004年
  • 危険な関係 近田武訳 潮文庫 1972年
  • 危険な関係 新庄嘉章窪田般弥新潮文庫(上下巻) 1972年、映画化で復刊 1988年 
  • 危険な関係 大久保洋訳、講談社文庫(上下巻) 1977年、講談社『世界文学全集15 ルソー・ラクロ』 1983年

映画化

舞台化

テレビドラマ化

外部リンク

※「危険な関係 「映画」1959年版」と、2003年のドヌーヴ主演版を「世界映像文学全集シリーズ」で販売。映画版は品切中



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