単位換算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 09:00 UTC 版)
様々な輸液理論を参照するために、まずは単位について纏めておく。 1g塩化ナトリウム=17mEq(1価なのでmmolとしてもよい) 3g塩化ナトリウム=50mEq 1g塩化カリウム=13mEq 単位換算から心不全では生理食塩水を用いるのが好ましくない理由がわかる。生理食塩水とは0.9%の食塩水である。154mEq/Lの電解質を含む。一方、心不全の患者は基本的に塩分制限3gである。体内への水分貯留をさけるために水ではなく塩を制限している。もし生食で輸液をすると1本(500ml)で4.5gと超えてしまう。 日本人の経口塩化ナトリウム摂取量は12g/dayであるといわれている。よって正常で12g/dayであり、軽度制限で6g/day、中等度制限3g/dayで重度制限0g/dayであるとされている。それを参考に無難な量として4.5g前後で考える。等量として75mEqである。この論理に数理モデルなどはなく経験則である。
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