南シナ海について
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2016年7月12日、フィリピンが常設仲裁裁判所に申し立てた、南シナ海の南沙諸島とスカボロー礁にある全ての岩礁は、法的には排他的経済水域および大陸棚を生成しない「岩」と結論した南シナ海判決の際には「裁定は台湾の権利を傷つけるもの」などと猛反発し、軍艦(康定級フリゲート迪化)を派遣した。 立法院も「どんな国際的仲裁裁判に基づく一方的決定も、中華民国は一切認めない」とし、「中華人民共和国の台湾当局」という表現が判決文にあることにも抗議している。また、日本との紛糾を避けて7月に予定していた日台海洋協力対話を延期した。 2016年7月19日の国家安全ハイレベル会議で「国際法に基づいた平和的解決」「多国・地域間協議に台湾を加えること」「関係各方面には南シナ海における航行と飛行の自由を守る義務があること」「中華民国(台湾)は、争議の棚上げと資源の共同開発による、紛争の解決を主張すること」などの「4つの原則」を提示した。
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