半鋼製大型二軸ボギー客車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 03:43 UTC 版)
「樺太鉄道局」の記事における「半鋼製大型二軸ボギー客車」の解説
オロハ2500形 (2501 - 2503)1938年3月日本車輌製造製の二・三等合造客車。全長は19 mで、三等室の側窓は3個一組になったやや古い形態であった。 スハフ2600形 (2601 - 2604)1938年3月汽車製造東京支店製の三等緩急客車。こちらの車体は20 m級で、鉄道省のスハフ34400形(後のスハフ32形)とほぼ同形であった。 スハ2650形 (2650 - 2654)1943年日本車輌製造東京支社製の三等客車。鉄道省のスハ32形と同形であるが、水タンクが天井にあることや、妻板に梯子があるなど細部が異なっている。 2650形も2600形同様樺太庁鉄道が発注したものであったが、落成時には鉄道省に編入されており、2652以外は樺太には送られず内地で樺太庁鉄道の番号のまま使用された。1949年、正式に日本国有鉄道に車籍編入され、スハ32形 (869 - 873) となった。ただ1両樺太に渡った2652はソ連に接収された後も引き続き使用され、サハリンの外国人解放後も職用車として残っていた。
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