千草発電所
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千草発電所は、菰野町千草(旧・三重郡千種村、地図)に建設された水力発電所である。四日市電灯(北勢電気)により1907年(明治40年)4月に発電を開始した。 朝明川に堰堤を築造して毎秒0.362立方メートルを取水、川の右岸に沿った約1.2キロメートルの水路により127.33メートルの有効落差を得て発電した。出力は350キロワットで、アメリカ合衆国のペルトン水車会社製造のペルトン水車とゼネラル・エレクトリック製三相交流発電機を備える。水車は2台あり、1台の発電機の両側に1台ずつ水車が直結されていた。発生電力の周波数は60ヘルツ。 北勢電気から東邦電力、合同電気、東邦電力、中部配電を経て1951年以降は中部電力に帰属する。1977年(昭和52年)5月、発電機の改修により出力が350キロワットから500キロワットへ引き上げられた。
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