医学品以外
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/05 01:56 UTC 版)
体脂肪を燃やすなどのダイエット効果、健康増進効果があると俗に言われているが、国立健康・栄養研究所によれば、経口摂取によるカプサイシンの有効性に関して、ヒトでの信頼できるデータはあるが効果の報告に矛盾があり十分ではない。 催涙スプレーやトウガラシ忌避剤の成分にされ、対人、対獣の防御用などに用いられる。浴びると皮膚や粘膜がひりひりとした痛みを感じたり、咳や涙が止まらなくなったりする。 誤嚥性肺炎の防止に高齢者の嚥下反射の障害を改善させる方法の一つとして、カプサイシン(唐辛子成分)入りトローチを用いることがある。 金魚や熱帯魚が罹患する病気の1つである白点病にカプサイシンが効用があるとされ、ふんだんにカプサイシンを含んだ鷹の爪を用いた治療法は、専門的な薬品の投与以外での有効な治療法の1つであるとされる。しかし初期、中期程度までは効用が見られるものの、末期症状にまで効用を見せるほど強い効果があるわけではなく、また即効性もないため、治療というよりは予防に効果があるとされる。
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