北陸鉄道ED30形電気機関車
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北陸鉄道ED30形電気機関車(ほくりくてつどうED30がたでんききかんしゃ)は北陸鉄道に在籍した電気機関車の1形式である。
- ^ この資材輸送はダムが完成し、発電所が稼働を始める1968年頃まで続いた。
- ^ 元々は温泉電軌が戦時中に製造した木造の電動貨車であるデワ18に由来し、石川総線への転用後、車体はそのままに間接制御器搭載に改造の上で電気機関車籍に変更してED25形となっていた。
- ^ ただし、ダム工事が本格化した1953年には非力だった主電動機の換装による出力の大幅増強が実施されており、限られた条件の中で輸送力を強化する努力は続けられていた。
- ^ 例えば相模鉄道ED10形など。
- ^ 鉄道研究家の吉雄永春や真鍋祐司によって、当初装着を予定したTR22(DT11)が自重過大であったため、軽量化を目的としてこのような設計変更が実施された可能性が指摘されている。なお、この台車にはMT26形主電動機が装架されていたが、こちらは出力の関係からか、同時期に東洋工機で製造された東武鉄道日光軌道線向けED611に転用されたと見られている。
- ^ 端子電圧600V時定格出力75.3kW。
- ^ 1954年当時のED20 1の引張力2,360kgに対して本形式は3,060kgとなっており、約1.3倍の牽引力を発揮した。
- ^ これは当時北陸鉄道能美線と金名線が存在していたため、路線長の関係でED201のみでは除雪運用をまかないきれなかったことによる。
- ^ 国鉄MT54同等品。
- ^ そのブレーキ機構の構造から、貨車牽引を実施するには使用できない方式であるが、本形式の場合は単機で運用される除雪専用機となっているため、この方式でも特に問題はない。
- 1 北陸鉄道ED30形電気機関車とは
- 2 北陸鉄道ED30形電気機関車の概要
- 3 運用
- 4 保存
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