北オホーツク道立自然公園とは? わかりやすく解説

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北オホーツク道立自然公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/08 06:54 UTC 版)

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北オホーツク道立自然公園
North Okhotsk Prefectural Natural Park
クッチャロ湖(2017年10月)
分類 自然公園
所在地
座標 北緯45度08分50.0秒 東経142度22分10.6秒 / 北緯45.147222度 東経142.369611度 / 45.147222; 142.369611座標: 北緯45度08分50.0秒 東経142度22分10.6秒 / 北緯45.147222度 東経142.369611度 / 45.147222; 142.369611
面積 3,927ヘクタール
開園 1968年
運営者 北海道
事務所 宗谷総合振興局保健環境部環境生活課
事務所所在地 北海道稚内市末広4丁目2-27
備考 自動車・スノーモビルなどの乗入れ規制区域あり[1]
公式サイト 北オホーツク道立自然公園
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北オホーツク道立自然公園(きたオホーツクどうりつしぜんこうえん)は、北海道宗谷郡猿払村枝幸郡浜頓別町枝幸町にある自然公園都道府県立自然公園)。

概要

公園は浅茅野台地や頓別平野の海跡湖沼周辺、オホーツク海に突き出た断崖岩礁から構成している[2]。海跡湖沼のカムイト沼モケウニ沼、瓢箪沼(ひょうたんぬま)、クッチャロ湖の周囲には湿原が広がっており、背後は森林になっている[2]。クッチャロ湖は日本国内最大となるコハクチョウの中継地になっており[3]、「ラムサール条約」登録湿地となり[4]、「浜頓別クッチャロ湖」として国の「鳥獣保護区」に指定されている[5]

自然

カムイト沼周辺はアカエゾマツトドマツ、カンバ類からなる混交林、瓢箪沼周辺はアカエゾマツが湿原内に森林を形成しており[2]クッチャロ湖周辺はハンノキを主体とする広葉樹を見ることができる[2]。ベニヤ海岸にはハマナスノハナショウブ、エゾカンゾウ(ゼンテイカ)、エゾスカシユリなどの植物が生育しており、原生花園(ベニヤ原生花園)を形成している[2]。また、ベニヤ原生花園には日本国内の低地では唯一となるポドゾルが分布している。これらの地域は起伏が小さく、北方特有の水平的な風景になっている[2]。一方、北見山地北方の延長上にある北見神威岬は、オホーツク海岸沿いでは数少ない断崖地になっており、トドマツが生育している[2]。ウスタイベ岬には平坦な岩礁が広がっている[2]

景勝地

施設

  • 浜頓別クッチャロ湖水鳥観察館[6] - 枝幸郡浜頓別町クッチャロ湖畔

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ 北オホーツク道立自然公園乗入れ規制”. 北海道. 2017年2月12日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h 管理指針 2001, p. 1.
  3. ^ コハクチョウの国内最大の中継地「クッチャロ湖」はまさに白鳥の湖!”. 北海道ファンマガジン (2014年4月14日). 2017年2月12日閲覧。
  4. ^ クッチャロ湖 (PDF)”. 環境省. 2017年2月12日閲覧。
  5. ^ 国指定鳥獣保護区の位置図 (PDF)”. 環境省 (2016年). 2017年2月12日閲覧。
  6. ^ 水鳥観察館”. 浜頓別町. 2017年2月12日閲覧。

参考資料

関連項目

外部リンク




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