勝間田氏とは? わかりやすく解説

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勝間田氏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 02:16 UTC 版)

勝間田氏(かつまたし、かつまたうじ)は日本氏族の一つである[1]。本貫を遠江国蓁原郡勝田(静岡県牧之原市)の勝間田川流域一帯とする[1]。勝田、勝間、勝俣などの異表記もある[1][注釈 1]


注釈

  1. ^ 平安時代に成立した『和名類聚抄』では、この地は「加知末多」または「加都万多」と表記されている(写本によって字が異なる)。一説では、「加都万」は湿地帯の植物の名をさし、この地の地勢に由来するという。後に「勝田」と表記するようになりこれを「かつまた」と読んだ。「勝間田」とも書いた。江戸時代には勝間田村として続いたが、明治時代になって村を編成するにあたり、かつての勝田郷の隣り合う2村のあいだでどちらが「勝間田村」を称するか論争になり、一方が「勝田村」、もう一方が「勝間村」とすることで決着した。両村はのちに合併し勝間田村となった[2]
  2. ^ 落城後、駿河にひきあげる今川義忠を勝間田氏らの残党が奇襲、今川義忠は流れ矢に当たって落命したという。これにより今川家では家督争いの内乱に陥った[4]

出典

  1. ^ a b c d e f g h 平凡社,『世界大百科事典 第2版』,コトバンク版 2018年5月13日閲覧。
  2. ^ 『角川日本地名大辞典22 静岡県』,p287-288「勝田」、「勝間」、「勝俣」、「勝間田」、「勝間田川」
  3. ^ a b c 『静岡大百科事典』,p163「勝間田城跡」
  4. ^ a b c d 牧之原市観光協会,勝間田氏 (今川氏と対決した豪族) 2018年5月14日閲覧。
  5. ^ 『静岡大百科事典』,p163「勝間田」
  6. ^ 『角川日本地名大辞典22 静岡県』,p156「印野」
  7. ^ カツマタさん|2018年7月28日|出没!アド街ック天国”. テレビ東京. 2022年1月27日閲覧。
  8. ^ 講談社,『デジタル版 日本人名大辞典+Plus』,2015,コトバンク版 2018年5月13日閲覧。
  9. ^ 朝日新聞出版,『朝日日本歴史人物事典』,1994,コトバンク版 2018年5月13日閲覧。


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