動物分類学
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リンネの分類(Systema Naturae第10版、1758年)では、哺乳綱 (Mammalia)、鳥綱 (Aves)、両生綱 (Amphibia)、魚綱 (Pisces)、昆虫綱 (Insecta)、蠕虫綱 (Vermes) の6綱に分類された。最初の4つは、アリストテレス以来の伝統的な有血動物4群にほぼそのまま対応し、後の2つは無血動物を今で言う節足動物とそれ以外とに分けたものである。このうち、哺乳綱、鳥綱、両生綱、昆虫綱は現在でも使われ、魚綱(現在は魚上綱とするのが普通)も非系統的な分類ではよく使われる。なお爬虫類はこの時は両生綱に含められていた。哺乳綱は第1版では四肢綱 (Quadrupedia) と呼ばれていたが、学名の起点以前の語であるため現在では使われない。 その後18世紀末から19世紀初頭にかけて、フランスのパリ植物園(当時すでに自然科学一般を扱っていた)のラマルクおよびキュヴィエによって細分化が進められた。ラマルクは有血動物・無血動物を脊椎動物・無脊椎動物と改めた上で、無脊椎動物を最終的には12綱に分類した。キュヴィエは綱の上位のグループとして'embranchement'(「分岐」)を設定し、無脊椎動物を3グループ15綱に分類している。この'embranchement'は後に門と呼ばれる階級の先駆である。
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動物分類学
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リンネが動物に対して設定した目は、リンネ以前の動物学の伝統を受け継いだ自然なものであった。そのため、たとえば鱗翅目(Lepidoptera)や双翅目(Diptera)のように、現在でもそのまま通用しているものもある。
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