動力車の制御方式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 04:39 UTC 版)
鉄道車両は発進時に低速で最大のトルクを必要とする。蒸気機関車の場合、低速でトルクが大きく高速になるに従いトルクが減るのでこの必要に合致していた。電車でも一般的な電動機が同様の特性を持つので、変速機を用いずに制御するのが一般的である。詳細は、電気車の速度制御を参照。 一方内燃機関は、回転数におおむね比例して出力が増大し、トルクは余り変わらない(ある程度回転が上がったところで最大)という基本的な性質を持つ。従って内燃機関を鉄道車両に使用する場合には動力伝達の段階において何らかの形で変速機を用いる必要が生じるため、気動車の制御は他の要素もあるが、変速・動力伝達方式を中心に考えられてきた。これについて詳細は、気動車・ディーゼル機関車の動力伝達方式を参照されたい。
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