加害者夫婦ら
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 13:58 UTC 版)
「埼玉愛犬家連続殺人事件」の記事における「加害者夫婦ら」の解説
事件の首謀者とされる元夫婦SとKは、共同でペットショップ「アフリカケンネル」を運営していた。 1983年、Sが単独で経営していた「アフリカケンネル」を、Kが訪れたことから二人は知り合い、意気投合して結婚。Sにとっては7度目(うち3人と復縁しているので、配偶者としては実質4人目)、Kにとっては2度目の結婚であった。Kの実家が資産家であることから、Sが財産目当てに結婚したとも言われている。その一方で、Kのブリーダーとしての成長ぶりや、金銭管理能力の高さから、SはKに対し一目置いていた。互いに愛人がいたり、SがKやその連れ子に対し激しい暴力を振るっていたことはあったものの、それぞれの才覚を発揮しながらペットショップを経営しており、互いに支え合っていたパートナーであったという。しかし、公判では罪をなすり合い、法廷では互いに目を合わせようとはしなかった。 「アフリカケンネル」の株式会社としての登記上の代表取締役はKであるが、実質的な経営者はSであった。主にSが営業を、Kが経理を担当し、二人三脚で店を繁盛させており、一審判決ではその関係を「車の両輪」と評している。SとKは一連の事件前の1993年1月に協議離婚しているが、税務対策のための偽装離婚であり、実際には変わらぬ生活を送っていた。 Sが主犯でKが従犯と認識されることが多いが、A事件、B・C事件については、S・K元夫婦が対等の立場で及んだ犯行と裁判では認定されている。
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