初期の騒音問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 15:46 UTC 版)
最初の開業区間である水西〜梧里間は全区間が地下に建設されたが、コスト削減のため、道床をバラスト軌道ではなくスラブ軌道で敷設された。そのため、列車走行時の騒音が大きくなり、音がトンネル内で反響する状態となった。さらに線路が激しく摩耗され、溶接も不良だったため騒音はさらに拡大し、盆唐線は「騒音線」と揶揄されるなど批判を受けた。 この騒音は車内で会話の声がよく聞こえなかったり、前の駅で列車の発車音が聞こえるほどの状態であり、開通初期には騒音が100dBを記録するほどで、当時の鉄道庁に多くの苦情が寄せられた。その後対策として、ホームにフルスクリーンタイプのホームドアを設置したり、車両のVVVFインバータを東芝製GTOから宇進産電製IGBTに交換したり、新型車両を導入したことにより、騒音がある程度減少した。
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