初期の観光
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 22:04 UTC 版)
1855年、起業家のジェームズ・メイソン・ハッチングズ、画家のトマス・エアーズほか2人が旅行者として初めてこの地を訪れた。ハッチングズはこの時や後の旅行について記事や本を書き、また、エアーズのスケッチはヨセミテの景観を初めて正確に伝えるものとなった。写真家チャールズ・リンダー・ウィードは1859年に初めてヨセミテの写真を撮った。後には写真家のアンセル・アダムスも登場した。 ワウォナ (Wawona) は、現在の公園の南西部にあったインディアンの宿営地であった。入植者ガレン・クラークは、1857年、ワウォナでセコイアデンドロン(ジャイアントセコイア)の森マリポサ・グローブを発見した。簡易な宿泊設備や、そこに至る道路が設けられた。1879年、マリポサ・グローブを訪れる旅行者のために、ワウォナ・ホテルが建てられた。旅行者が増えるに従って、トレイルやホテルの数も増えた。 ワウォナ・ツリー、別名トンネル・ツリーは、マリポサ・グローブにあった有名なジャイアントセコイアの木で、高さ69メートル、外周27メートルあった。1881年、樹木下部にトンネルが切り開かれ、旅行者には人気の写真撮影スポットとなった。19世紀には荷馬、20世紀には自動車が、この木の下の道路を通っていたが、1969年、降り積もった雪で倒壊した。樹齢は2300年と推定されている。
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