初代・善統親王
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 22:25 UTC 版)
善統親王は順徳天皇が佐渡島に流刑になった後の天福元年(1233年)に生まれた皇子である。 彼は時期ははっきりしないが上洛して祖母・修明門院のもとで成長し、親王宣下を受け、建長3年(1233年)に祖母から七条院領を相続した。その後、祖母の住まいであった一条万里小路にあった御所・四辻殿を相続したらしく、以後四辻宮と呼ばれるようになった。弘安3年(1280年)・正応2年(1289年)5月の2回に渡り七条院領を後宇多天皇に進献したが、正和3年(1314年)7月に後醍醐天皇から一部(17カ所)を還付される。正応4年(1291年)5月に善統親王は出家し、以後は四辻入道親王と称される。 文保元年(1317年)3月、85歳で薨去した。
※この「初代・善統親王」の解説は、「四辻宮」の解説の一部です。
「初代・善統親王」を含む「四辻宮」の記事については、「四辻宮」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から初代・善統親王を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から初代・善統親王を検索
- 初代・善統親王のページへのリンク