刑務官による暴行事件
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:45 UTC 版)
名古屋刑務所放水死事件 2001年、刑務官数人が消防用ホースで、43歳の男性受刑者の肛門に水を放水して死亡させ、特別公務員暴行陵虐致死などの罪に問われた事件である。被告の刑務官らは「懲罰における身体の清掃」が目的と証言したが、地裁はこれを否定し、執行猶予付きの有罪判決を下した。 宮崎刑務所での床暖房 2008年7月24日に、宮崎刑務所の幹部職員5人が、保護室に収容された50歳代の受刑者に対し、床暖房を行って室温を38度にまで上げる虐待を行なった上、記録表に記載する室温を、本来の「38度」から「28度」に書き換える改竄(かいざん)を行なっていたことが発覚し、5人は2010年4月23日付で、懲戒免職や停職6ヵ月などの懲戒処分となった上、特別公務員暴行陵虐罪で書類送検された。また、当時の所長についても、監督責任を問われ減給処分となっている。元受刑者は出所後、鹿児島地方裁判所に対し損害賠償請求の訴えを提起。同地裁は国に対し賠償金を支払うよう命じた。
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