刑務官の証言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 08:45 UTC 版)
被収容者への絵入りTシャツ差し入れ拒否で東京拘置所を相手取って行われた国家賠償請求訴訟で、国側証人である東京拘置所の某幹部職員は「有罪率99%だから未決者でも(有罪と)認定された人々(中略)」「被拘禁者は一般国民と違う」と証言したという。しかし有罪の宣告を受けるまでは無罪の推定をしなければならないのであり、また、過去の有罪率が99%だろうが100%だろうが、「現時点における特定の被拘禁者」の有罪・無罪とは関係がない。 坂本敏夫は、「長い刑務所と拘置所の体験で、こいつだけは殺すしかない、生きるに値しないという被収容者はいたか」というドキュメンタリー監督の森達也の質問に対し、「そういう被収容者はいなかったが、薬物中毒者は社会に帰せないと思った」と答えている。また、坂本は「矯正の余地がない」という死刑判決の理由は論理的に変だとも述べている。
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