切腹に関する研究
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 13:35 UTC 版)
切腹は、日本独自の習俗であることから、研究対象として、あるいは興味関心の対象として、注目された。英語圏においては、「腹切り」 (harakiri) としてそのまま英語の単語になり、オックスフォード英語辞典 (OED) の項目に採用されている。 前述した通りではあるが、新渡戸稲造は、1900年に刊行した著書Bushido: The Soul of Japan(『武士道』)のなかで、切腹について、腹部を切ることは、そこに霊魂と愛情が宿っているという古代の解剖学的信仰に由来する、と考察している。 戦での首切りの習慣や周辺諸民族の風習と併せて考えると、切腹は台湾以南の南方諸民族(マレーシア、インドネシア周辺の民族)の共有していた生命観に行き着くとされる。すなわち、命は腹や頭に宿っており、勇敢な戦士の魂を自分のものとするために斬頭したり、自己の魂を見せつけるために切腹したりするのだと考えられるのである[要出典]。
※この「切腹に関する研究」の解説は、「切腹」の解説の一部です。
「切腹に関する研究」を含む「切腹」の記事については、「切腹」の概要を参照ください。
- 切腹に関する研究のページへのリンク