分裂病の精神病理
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『分裂病の精神病理』(ぶんれつびょうのせいしんびょうり)は、日本の精神科医である土居健郎が中心となり、1972年に気鋭の精神医学者達が統合失調症に関するワークショップを行い、その成果を一冊の本にまとめたものである。当初は一回きりの試みとして行われたが、結果として大きな成功を収め、以後16年間続くシリーズとなった[1]。17年目には出版を東京大学出版会から星和書店が引き継ぎ、書名を『分裂病の精神病理と治療』へと改め、計8巻を発行している。1972年〜1997年へと四半世紀(足かけ26年)に渡り計24巻を発行する長大なシリーズである。
- ^ 井原裕 (2006) p.255
- ^ 斎藤環、中井久夫、浅田彰「〈対談〉トラウマと乖離」『批評空間』第3巻第1号、2001年、 53-83頁。
- ^ 井原裕 (2006) p.258
- ^ 加藤敏 (2013) p.258
- ^ 土居健郎(編)『分裂病の精神病理16』東京大学出版会、1987年。ISBN 9784130610964。
- ^ 中井久夫「はじめに」『中井久夫(編):分裂病の精神病理8』、東京大学出版会、1979年、 1頁。
- ^ 井原裕 (2006) p.256, p.259
- ^ 丹野義彦. “臨床現場で真に役立つ新しい臨床心理学を”. 東京大学出版会. 2013年6月29日閲覧。
- 1 分裂病の精神病理とは
- 2 分裂病の精神病理の概要
- 3 脚注
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