出家の儀式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 10:24 UTC 版)
出家の儀式は、俗人→僧という単純な構図によって行われるのではなく、俗人→タムクワン儀式→僧という段階を伴うものである。 まず第一段階としてタムクワン儀式が行われる。タムクワン儀式とは黄衣を着る前に、白い服を着、宗教的儀式を経てピー(精霊)を入れ、髪を落とすという一連の儀式である。タムクワン儀式にはタイ族が仏教を信仰する以前のピー信仰(精霊信仰)の名残があると言われる。この期間における出家志望者は俗人とも、僧ともつかぬ状態であると定義できる。 タムクワン儀式における最後の儀式としては、パーリ語の経文を唱えることである。この経文の暗唱が終われば無事黄衣を着ることを許されサンガに入るのである。
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