再起動手順の語呂合わせ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 02:26 UTC 版)
「マジックSysRqキー」の記事における「再起動手順の語呂合わせ」の解説
Linuxコンピュータがフリーズした場合にそれを安全に再起動させるためのマジックSysRqキーを押下する一連の手順を覚えるための語呂合わせがある。QWERTYまたはAZERTY配列では、"Raising Elephants Is So Utterly Boring"(ゾウを育てるって、もうとっても退屈)、"Reboot Even If System Utterly Broken"(リブートするよ。たとえシステムが完全に壊れてたとしても)、または単に "BUSIER" (busyの比較級)を逆から読む、といったものが使われている。これらは以下の操作を表す。 unRaw (X Window Systemからキーボードの制御を取り戻す) tErminate (すべてのプロセスにSIGTERMシグナルを送り、正常に終了させる) kIll (すべてのプロセスにSIGKILLシグナルを送り、強制的に終了させる) Sync (書き込みキャッシュのデータをディスクに書き込む) Unmount (すべてのファイルシステムを読み込み専用で再マウントする)reBoot (システムを再起動する) この手順で行えば、一部のプログラムのデータ損失を防ぎ、ファイルシステムの破損を回避することができる。 各コマンドは数秒間の時間を開けて投入しなければならない。例えば、多くのプログラムはSIGTERMシグナルを受け取るとデータの保存など処理を行い、syncやアンマウントはそれを行うためにある程度の時間を要する。
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