再処理
原子炉から取出した使用済燃料を化学的に処理し、再び原子炉の燃料として使うことができるウランやプルトニウムと核分裂生成物等とを分離・回収することを再処理という。 再処理を行う施設では、原子力発電所から使用済燃料を受入れ、それを約4cm程度にせん断し、せん断片を溶解槽に入れ、硝酸で溶解する。溶解液は分離工程でウラン・プルトニウムと核分裂生成物等に分離(分離第一サイクル)され、続いてウランとプルトニウムに分離(分離第二サイクル)される。核分裂生成物等は高レベル放射性廃棄物としてガラス固化され、プルトニウムやウランは酸化物として、再利用される。 核燃料サイクルの要となる技術で、軽水炉の使用済燃料を再処理する施設として、国内には茨城県の東海村に再処理施設が稼動中で、青森県の六ヶ所村には商用の再処理工場が建設中である。
このページでは「原子力防災基礎用語集」から再処理を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から再処理を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から再処理を検索
Weblioに収録されているすべての辞書から再処理を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書から再処理を検索
- 再処理のページへのリンク