円相場(えんそうば)
「円」が為替相場で値上がりすることを円高と言う。たとえば昨日のレートが1ドル120円で、今日、1ドル110円になれば、10円の円高である。
景気がいいと、一般的に円高傾向である。日本企業の成長が期待できるときは、海外投資家は円を通じて、積極的に日本企業の株式を購入する。結果、相対的に円の需要は高まる。
1973年の変動相場制導入から1985年までは、円はおよそ1ドル=200~300円だった。1985年、プラザ合意を受けて急激に円高が進んだ。1995年4月には、円は1ドル=79.75円の最高値を記録した。いわゆる<バブル>の時期である。
しかしバブルもはじけ、円安傾向が進み、1998年6月には1ドル=140円台になった。最近は、円が1ドル=120円前後にまで値を戻している。
(2000.01.28更新)
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