円柱-円錐弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/04 06:41 UTC 版)
「アンリ=ギュスタヴ・デルヴィーニュ」の記事における「円柱-円錐弾」の解説
1830年から、デルヴィーニュは円柱-円錐弾(椎の実弾)の開発を始めた。弾丸の安定性はタミシエが弾丸に溝を刻む方法を発明したことにより、さらに向上した。しかしながら、この弾丸の溝のために、銃身の施条溝に対する弾丸の密着が阻害されることとなった。 デルヴィーニュの発明は、フランスの陸軍士官であるルイ=エティエンヌ・トーヴナンによってさらに改良された。トーヴナンは薬室の中央に「幹」を設けることにより、弾丸の変形を容易にする、ステム・ライフルを発明した。槊杖で突かれると、弾丸は施条溝に対し半径方向に拡大し、また「幹」を包みこむよう変形するが、これにより空力特性が向上した。 これらの発明は、ライフル銃の改良における重要なステップであり、その後継であるミニエー弾の開発にも、デルヴィーニュは貢献している。 シャムロット・デルヴィーニュM1873リボルバー(MAS 1873)は、デルヴィーニュとベルギーの銃器製造者であるJ. シャムロットが共同開発したものであり、1873年にフランス陸軍に採用された。
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