溝付き弾丸とは? わかりやすく解説

溝付き弾丸

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/04 06:41 UTC 版)

フランソワ・タミシエ」の記事における「溝付き弾丸」の解説

タミシエ大尉円柱-円錐弾正確さを、円柱部に鋭い3条の溝(仏語:cannelures)を掘ることによって改善する特許(タミシエ・グルーブ)を1841年取得した球形弾はその対称性のために、効率悪かった空力特性安定していた。しかしデルヴィーニュが開発した初期円柱-円錐ライフル弾椎の実弾)の空力特性問題抱えていた。タミシエの改良によって、弾丸重量中心より後部空気抵抗増加し矢羽バドミントンシャトルコック同様の理由で、安定性が増すことになったこのため飛翔中の砲弾安定し有効性大幅に増加した。タミシエはデルヴィーニュが開発した弾丸用いた実験行い弾丸軌道対す空気抵抗効果発見した。 タミシエ・グルーブは円錐-円柱弾の効率大幅に改善した。しかし、この方式では砲腔内の施条溝に弾丸押し付ける力が不足するという問題生じた。この問題解決したのがルイ=エティエンヌ・トーヴナン開発したステム・ライフルである。この概念は、後のミニエー弾にも利用されている。

※この「溝付き弾丸」の解説は、「フランソワ・タミシエ」の解説の一部です。
「溝付き弾丸」を含む「フランソワ・タミシエ」の記事については、「フランソワ・タミシエ」の概要を参照ください。

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