球形弾
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 04:39 UTC 版)
ソリッドショット(Solid shot)または、ラウンドショット(Round shot)やホールショット(Whole shot)とも呼ばれる。榴弾が登場前はもっとも一般的な砲弾。丸い石弾、または球形をした無垢の金属塊である。15世紀までは石を削った石弾が多いが、後に威力を高めるために金属(主に鋳鉄)製の砲丸となった。 実体弾のため目標に直接射撃をする他は、陸戦の場合、砲弾を地面へとバウンドさせ、ボウリングの球のように転がしながら敵兵を薙ぎ倒すのが主な使用法である。 当時の弾の規格は不揃いな物が多く、いざ発砲しようとすると口径に合わなかったり(保管中の錆でかさが増して装填不可能になる)、遊隙が大きかったりすることもしばしばだった。
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