球形囊(球形嚢、きゅうけいのう、英: saccule) または 球囊(球嚢、きゅうのう)、小囊(小嚢、しょうのう、羅: sacculus)
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内耳の膜迷路の一部で、平衡覚受容器。受容細胞は垂直の面上に並ぶ。垂直の運動に対して働く。ヌタウナギでは球形囊と分離せず、ヤツメウナギでは分化する。有毛細胞の大部分は支持細胞から分泌された平衡石膜(平衡砂膜)で覆われ、この平衡石膜に対する重力が常に刺激となっている。静止時でも刺激が加わるため姿勢を保つために重要な役割を果たしている。魚類のこの平衡石は矢(英: sagitta)と呼ばれる。哺乳類の蝸牛は球形囊の基礎部に由来する。
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