兵は誰に忠誠を誓うか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 23:59 UTC 版)
古代ローマの昔より軍はインペリウム(ローマ法に承認された命令権)に対して忠誠の宣誓を行なうことが政軍関係の基礎とされていた。 日本では1882年(明治15年)の軍人勅諭において、統帥権は天皇にあり忠節は国家・国権に尽くすものとした。戦後、この忠誠宣誓は自衛隊法施行規則(39-42条)により規定された が、国、日本国憲法、法令および国民の負託に宣誓する体裁をとっており、天皇や内閣総理大臣に対する宣誓の体裁は採用していない。一方で自衛隊法第7条により、内閣総理大臣は内閣を代表して自衛隊の最高の指揮監督権を有する、とされる。なお、服務宣誓については国家公務員(国家公務員法第97条)、地方公務員(地方公務員法第31条)においても求められる。
※この「兵は誰に忠誠を誓うか」の解説は、「元首」の解説の一部です。
「兵は誰に忠誠を誓うか」を含む「元首」の記事については、「元首」の概要を参照ください。
- 兵は誰に忠誠を誓うかのページへのリンク